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• しんたろー

今回も前回の「メイドのお仕事」と同じく、版画用に描き下ろしていただきました。

タイトルは『キツネの嫁入り』です☆

梅雨特有の蒸し暑さと、肌をうつ雨の冷たさ。
うっかり傘を持たずに家を出てしまった少女の笑顔は、同じく急な天気雨に戸惑うボク(猫？)には眩しすぎる輝きです。

このイラストについて、先生からコメントを頂きました。

◆テーマを教えてください
初夏または真夏、「セーラー服（夏服）」で「涼しげな」イラストを描きたいと思い製作しました。

◆「ここを見て欲しい！」というポイントや個人的なこだわりはどこでしょう？
両腕を上げたときに見えてしまったお腹でしょうか（笑）

◆苦労したところはありましたか？
天気雨を表現するのと、制服の白地部分にあたる日光の反射光が眩しいという二つの要素を入れたかったのですが難しく、
イラストにしかできない嘘光源を取り入れることにしました。
あとは単純に紫陽花は作業面で大変でした。

◆描いていた時の裏話があれば教えてください！
背景に描いた灯籠ですが、昔、取材旅行で撮影したものの結局使用することなく眠っていた写真からヒントを得ました。
いざ参考資料として利用してみるとあまり使えず、ネット検索を利用する事になりました。
というのも、あらゆる角度から撮影することをしていなかった為、別の角度から見たらどうなっているのか等、
詳細な部分まで参照できるような資料としては活用できなかったのでした。
昔のデジカメで撮影した画像でしたので解像度が低かったのもありますが、撮影の際の意識や技術が甘かったのでしょうね。

これを機に新しいカメラを購入して、今回の件を踏まえて色々撮影して回ろうと思いました。
時間に余裕がないと難しいですし、ネット検索で大抵のものは見つかりますけど・・・。

しんたろー先生によって描かれた
日本ならではの風景を楽しんで頂ければと思います！