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鈴平ひろ先生の新作版画「ME版 BRIGHTNESS」が神絵祭で登場します。

9/10(土)にアールジュネスの公式YouTubeチャンネルにて配信された、鈴平ひろ先生のアートライブをご覧いただいた方は、既にチェック済だと思います。

この作品は、漆・金属・ガラス・アクリルなど、様々な素材に挑戦し続け作品を作り続けている版画工房から、新たな素材の提案を受け実現した作品です。
その名も「ミラーアクリル」という素材。アクリルの持つ透明感とミラーの美しさを活かした素材となります。

ミラーアクリルとは、その名の通り「ミラー」と「アクリル」が合わさってできた素材となります。
ミラーだけの場合、反射が多すぎることで表面の光沢が強く、イラストの良さをうまく引き立たせることができません。
それに加え重く、割れやすいという特徴があるため、版画作品の素材として使用するのには適正と言えませんでした。
今回の新素材はアクリルが表面にあることで、光を集めすぎないが透明感があり、アクリルの裏に薄くミラー素材をコーティングすることで、アクリルの厚みにミラーが合わさってそこに奥行が生まれる。重さも抑え割れにくい。という良い所取りの素材となりました。

鈴平先生の作品では、背景の幻想的な様子を鏡面そのものの輝きで表現し、さらにフワフワとした光の玉の部分には上からグロスニスを重ねることで、鏡面にさらに艶のある輝きを演出しました。

クリスタルの花にもグロスニスを重ね、花びらの輪郭はうっすらと鏡面がわずかに見えるようにしました。
『BRIGHTNESS』という名に恥じない、光り輝く美しい作品となりました。

ぜひ会場で、その輝きの美しさを体感してください。