深崎暮人先生 新作版画発表!『続 サクラノアメ』
ライトノベルやYouTuberコラボ企画など数々のキャラクターデザインを手掛ける カリスマイラストレーター深崎暮人先生の新作版画がリリースされ、版画展が開催されております。
その新作版画が、なんと神絵祭でもご覧いただけます!!
『続 サクラノアメ』(ゾク サクラノアメ)
©深崎暮人/E☆2
初出:「E☆2 frontier Vol.4」表紙
今回、新作版画『続 サクラノアメ』について先生よりコメントを頂きましたのでご紹介致します。
◆『続 サクラノアメ』のコンセプトをお聞かせください。
タイトルに「続」とあるように約10年前に描いた「サクラノアメ」の続編となるイラストです。 前作からどう変化したのか、または変わらない部分はあるのか……。
そういう部分を振り返りながら自分自身をアップデート出来ればというコンセプトで描いてます。
「サクラノアメ」
©深崎暮人
◆この絵を通して、伝えたかったことはなんでしょうか。
前作も同じ思いで描いてますが、絵を通して桜自体の素晴らしさが伝わればなと思ってます。
◆こだわったor何度も直したポイントなどはありますか。
雑誌の表紙も兼ねていたので全体の構図には気を使いました。 E☆2のロゴや写植を配置すると背景が潰れてしまうので、 それに負けないように出来るだけキャラクターが目立つようなレイアウトにしてます。 ロゴが無い版画としても背景に負けないようにバランスを成立させるのに苦労しました。
◆桜をモチーフにしたイラストはこれまでにも多く描かれていますが、深崎先生ご自身が感じる桜の持つ魅力は何でしょうか。
見た目だけではなく感情に訴えかける力を持つ部分に魅力を感じてます。 桜はシチュエーションによって様々な受け取り方が出来ると思いますが、 深崎の場合は桜を見ると華やかさの影で必ずどこか切ない印象を受けます。 出会いと別れの感情が共存する4月を連想するのも影響しているんだと思います。 そういうエモーショナルな雰囲気がとても好きです。
◆版画の色校正をご覧になった時の感想をお聞かせください。
担当をはじめとしたスタッフさんとは付き合いも長く、色味の好みも熟知して頂いているので、 ここ数年安定して一発OKを出せています。 出力された絵とモニターで見る絵との色の違いも少なく助かってます。 ちなみにあまりビビッドになり過ぎないのが深崎の好みです。
◆会場でこの絵をご覧になる方にメッセージをお願い致します。
全体的に描き込みが多い一枚になったと思いますので細かいところまで見てみてください。 またニアというキャラクター自体も衣装をアップデートしたり、細かいところでこだわって描いてます。 過去作と見比べて楽しんで頂けると幸いです!
ぜひ、神絵祭会場で実際にご覧ください!
皆様のご来場をお待ちしております。