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Anmi先生 版画紹介!!『透明肌』

透明感のある色使いひと目で惹かれる可憐なキャラクターで大人気のAnmi先生

今回は、そんなAnmi先生の版画作品『透明肌』をご紹介いたします!

 

★先生からコメントをいただきました!

◆作品のテーマ
「お花」・「透明感」がテーマになります。

 

◆上記テーマを選んだ理由
台北で開催された個展のキービジュアルイラストを描くことになりました。
せっかくなので、以前画集の表紙だったイラストとテーマが繋がる連作でも良いかなとぼんやり思っていた最中、主催側から「タイトルは透明肌でいかがですか?」との話を聞いて、全くその通りです!と思いながら描いた絵になります。(つまり、半分は貰ったキーワードから生まれた絵になります)
画集の表紙の時は「灰色の子」だったので、今回は「後輩ちゃん」を描いてみました。

 

◆見てほしいポイント
《水面越しに見える綺麗な景色》といったテーマが上手く伝わってほしいと思ってます。

 

◆苦労した点
実際は、水面の歪みのせいで水面の下の物は形がすごく崩れて見えるので、「女の子の顔」を水面の下に配置するのはなかなかの挑戦でした。
女の子の形が歪み過ぎず、水中感を出す、という課題がすごく難しかったです。
個人的には描いてとても勉強になった一枚です。同時に、水の表現はとても難しいと思いました。
実写的過ぎず、でも本当の水のように描けるようまた研究したいです。

 

◆上記他、制作時のエピソードがあれば
以前、画集とかで、確か「透明な絵を描くのが好きだけど透明感だけに拘るつもりではない」とインタビューした記憶があるのですが、そう言っておきながらも本当は無意識的に透明な物体やテーマに引かれている自分に気が付いてます。「透明な作品が好きです」と応援して貰った記憶があるからでしょうか。

 

◆見ていただくお客様へのメッセージ
また、良い透明な絵が描きたいと思ってます。頑張ります!

 

★作品の制作秘話を特別公開!

アクリルシートに版画を刷るという技法で作られた作品です。
透明ではなく乳白色というところがポイントで、わざと乳白色にすることで、肌の色を滑らかで艶やかに表現できます。透明だとエッジが効いたようなパキッとした硬質な表現になるので、この「白」の持つ穏やかで柔らかな色合いにより、女の子の温かな気持ち、水も冷たいのではなく心地よさに繋がっていくような効果を得られています。

▼乳白色のアクリルシートを使ったことにより、肌に陶器のような艶感が出ています。

Anmi先生はとても色にこだわる方です。
第一弾の色校正では背景の青みのある部分が若干鮮やかすぎるということで、イラストデータの色調整を先生自ら行い、少しグレーがかった色へと変化させ第二校正を作成しました。
ところが、少しトーンを落ち着きすぎてしまったようで、少しだけ青みを足す予定です。

▼左が第一校正、右が第二校正。色がかなり違うのが分かります。

 

ぜひ、Anmi先生の魅力的な版画作品を会場で実際にご覧ください!

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