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【閑話休題】★版画のキラキラはどうやって入れてるの?★

唐突ですが、せっかく工房さんに取材に行ったということで、版画のキラキラ*:*:

通称“クリスタリーナ”はどうやって入れているのか、ご紹介させていただきます!

 

① 色/サイズを決定

【閑話休題】★版画のキラキラはどうやって入れてるの?★

 

 

技法“クリスタリーナ”の素となるキラキラは実は非常に多くの色味・サイズがあり、どのキラキラを使用するかは、作品にあわせて選定し、数度の試し刷りを経て決定します。

 

夜ノみつき先生の『紫魂』では“サファイヤ”や“ダイヤモンド”を試しましたが、理想的なものが得られず、最終的にはこの作品のために特別にブレンドされたものを使用することになりました。

ブレンドをする際は、わざと大きさの異なる粒子を合わせることで輝きをランダムに表現するなど、熟練の目によりベストの“キラキラ”が選ばれます。

 

 

作家:夜ノみつき
作品:紫魂
初出:2023年12月版画用描きおろし

 

 

 

 

② マスキング

【閑話休題】★版画のキラキラはどうやって入れてるの?★

 

作品のどの部分に“クリスタリーナ”を施すかを決定後、他の部分に飛び散らないよう“版画”にマスキングを施します。

ここでの精密な作業が作品の完成度を左右します。

ちなみにこのマスキングは企業秘密とのことで、数年前まで取材がNGでした。

新しい技法がどんどん生まれる工房だからこそ解禁が許された情報です!

 

 

③ 塗布

【閑話休題】★版画のキラキラはどうやって入れてるの?★

 

マスキングを施した版画に“キラキラ”を吹き付けていきます。

この時点でどのくらいの吹き付けをするかは作家の好みや作品により変わります。

手作業だからこそ可能になる質感の変化が作品の世界感をより高めていきます。

 

 

 

今回取材させていただいた工房では、どのような特殊効果を入れていくかを社内コンペや会議で素案を練り、試し刷りを重ねることで、より魅力的な1枚を仕上げます。

作家に色校正を見せる段階ではすでに感動の1枚に仕上がっていることも。

 

会場でご覧いただく際にすこ~し参考にしていただけたらです!

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