necömi先生 新作版画紹介!!
未来はどうなっているんだろう?と、想像するのは楽しいですね。
necömi先生の新作版画は、未来ってこんな感じだったらいいなという先生の願いが込められた作品です。
『遊覧飛行未来図』
☆necömi先生からのコメント
「未来はどうなっているんだろう?色々進化しているんだろうなと思いつつ、あえて和服にしたのは、古き良きものを愛することは、いつまでも変わらないでいてほしいなという気持ちからです。古都の雰囲気もありますが、お店が浮いていたりして未来の感じは入れつつ、古いものと新しいものの共存をテーマにしました。」
とのことです。
「古きものと新しきものの共存」という内容が入っていたので、版画の方でも、ルネッサンス時代に盛んに使用された絵画技法の「テンペラ」の技術と、最新の版画技術の融合によって生まれた「リバイバルボード」という版画がとてもマッチしていると思い、今回の作品で使用しました。
色に厚みが出てハッキリ表現されることが特徴のリバイバルボードによって細かな部分までくっきり表現でき、未来感がありつつ、素材が木のため温もりもあります。
今回工房さんからのご提案で、空中に浮かぶデジタルパネル部分に薄くグロスを追加してみました。
\浮き出て見えるこの表現がnecömi先生にもとても気に入っていただきました。/
先人の職人たちにリスペクトを持ちながら、版画も現在進行形で進化を続けています。
ぜひ今この瞬間の技術を、皆さまに楽しんでいただければ嬉しいです。