緒方てい先生 初版画作品発表!!その②
前回に引き続き、ファン待望の緒方てい先生の初版画作品をご紹介いたします!
今回ご紹介させていただく版画2作品目はこちら
『真っ赤な秋と女の子』
2023年10月に発売された雑誌「E☆2frontierVo7」にて描きおろしされた本作が版画化。
日本の美しい京都の秋を舞台に華奢で可憐な和服少女を描いた作品です。
版画色校正写真▼
レースには艶パール、爪には手彩で樹脂を施しています。
作家コメント
〈作品のテーマ〉
イメージは花魁さんの卵・「禿(かむろ)」です。背景のイメージは京都市左京区の「瑠璃光院」から着想を得ました。
この絵のように床にではないのですが、磨かれた木に映った景色がものすごく美しかったのです。
床に映る女の子と鏡に映る女の子との対比も気に入っています。
連載当時、E☆2誌面では恐らく再現できないと諦め、今回の版画化で改めて追加させて頂きました青要素がとても生きていると思いました。
紅葉や鏡の光沢などの表現もとても良いと思います。
版画のために修正を加えたレースの表現も気に入っています。
また口紅を追加したことでドラマ性も増しているのではと思います。
雑誌「E☆2frontierVo7」掲載時にも非常に好評を得たイラストです!
版画化にあたり、印刷では表現できない鮮やかな青要素やディールを加筆修正したことで新しい作品に生まれ変わりました。
ぜひ本物を近くでご覧ください!
★前回の記事『緒方てい先生 初版画作品発表!!』はこちら
★『緒方てい先生 初版画作品発表!!その③』はこちら