神絵祭

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【新作版画紹介】深崎暮人先生『Cradle-CROW』

深崎暮人先生が2025年6月に発表された描き下ろし版画作品をご紹介します。

常に絵を「飾る」ことを意識し、繊細かつ大胆な作品を世に送り出し続ける深崎先生
6月に発表された本作は、現実と幻想が交錯するかのような世界観を持った
どこか哀愁を感じさせる一枚でした。

構想を練りはじめた当初は縦レイアウトだった本作。
その後キャラや羽の配置など幾度かの大きな練り直しを経てこの構図に行き着きました。
また制作段階では逆に、ミリ単位での細部にわたる小さな調整と修正を重ね、
丁寧にじっくりと仕上げをおこなわれました。

その情熱とこだわりが隅々まで行き届いたと感じた時、納得のいく一枚が完成したのです。

また、こちらは深崎先生による本作への初めてのサイン入れの様子です。
サインが入るとさらに素敵になりますね。

深崎暮人先生が情熱をこめて制作されたこだわりの版画作品を、ぜひ神絵祭にてご覧ください。

Misaki Kurehito’s comment===========================

◾️本作について、ひとことお願いします

コンセプトとして、近年『Cradleシリーズ』は部屋のインテリアとの調和を考えて制作しています。
本作も色数を最小限に抑え、様々な種類の壁紙、家具と合わせても
室内の景観を邪魔しないビジュアルに仕上がったと思います。

◾️ご覧いただくお客様へメッセージをお願いします

羽の躍動感と質感、深崎が得意とする髪の毛の動きなど実際の版画で堪能して頂けると幸いです。
現地にてご覧いただけると嬉しく思います。
皆さまの温かいご声援が、創作活動の何よりの励みとなっております。
今後とも深崎暮人の作品をよろしくお願いいたします。

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