【新作版画紹介】緒方てい先生『梅雨晴れ間の虹の花』
緒方てい先生の最新作版画が神絵祭にてリリース決定!
去年の神絵祭にて初登場・初展示となり、大変ご好評頂いた緒方てい先生の版画作品。
今回待望の最新作が神絵祭登場します。
作品名:《梅雨晴れ間の虹の花》

初出:『E☆2 frontier Vol.14』2025年7月
緒方先生の真骨頂が発揮された、誌面を飾ったイラスト作品です。
精密を極めた描写と、鮮やかな色彩で織りなされる世界観は、見る者を深い感動で包み込みます。
Ogata tei’s comment===========================
◆こだわった点
梅雨の合間の晴れの日の事を「梅雨晴れ間」と言います。
見所は、和傘風ビニール傘に映る虹や川や橋、遠くの街並みに当たる日差し、
飛び立つ鳥など一瞬の時間の切り抜きを意識して描きました。
◆版画化した感想
虹が映る傘やまだ僅かに降っている雨が版画加工によって七色に変わるさまをぜひお楽しみください!
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版画色校正写真▼


版画ならではの繊細な色差が、華やかでしっとりとした雰囲気を醸し出しています。
降り注ぐ雨や傘の雨粒、少女の髪飾りやレース部分には、キラキラした特殊効果を乗せており、
光の加減で繊細にきらめき、梅雨晴れ間の瑞々しい光に満たされた一瞬のまばゆい世界を表現しています。
紫陽花にもクリスタルをあしらい、一層華やかな印象に仕上げています。
是非会場にてご覧くださいませ!